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優しい薄茶色のドアを開けるとフワッと香水の甘い匂いが鼻をかすめた。
「結構、広いんですね。」
僕の家の部屋とまぁ、同じくらいかな。
それより、薄暗くてよくみえないけど海斗さんの部屋ってなんにもないんだなぁ。
んーと、机とベッドとクローゼットと……
そういえば。
海斗さんがいるであろう後ろを振り向いて問いかけてみる。
「ここにいる他の人たちも二年生なんで、うわっ!」
ぐいっと肩を押されてベッドの上に思いっきり背中をうった。
まぁ、柔らかいから痛くないけどね。
「?海斗さ、チュッ。………」
・・・・・
え………?
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