すべてのはじまり

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  唇がなにか柔らかいもので覆われたことに気づいた途端、反応することもできずにヌルッと舌が入り込んできた。 「んぅ!?んっ…、ふぅ…んぅ…」 部屋に響くのは僕の鼻から漏れるくぐもった声とピチュっという卑猥な音だけ。 「ん、はっ…!」 最後にチュッと軽くキスを落とされてから海斗さんの顔は離れていった。 ぼぉっとする意識。 今のって…。 あの恋人がするっていう……ディーp ぎゃああああ!!!! 無理です!無理です! 僕にはそんな言葉出せません!! ファーストキスが終わってすぐに、こんなキスとかレベル高すぎなんですよ!!! カァァ…っと顔が熱くなった。
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