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「わーい！夏休みだー！」
学期末テストが終わり今日は終業式。
テストの結果？
それはね……
もちろん、一位でした！！
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
千智が二位で、静流は五位。
静馬は、なんと意外に四位という好成績でした！
不良なのに頭がいいって羨ましいね？
ちなみに綺羅は十二位でした。
それでも、すごいですよね！？
と、まぁ、そんな感じです！
一位とれたのはすごく嬉しかったです。
みんな、褒めてくれたし！
蓮斗さんはアイス買ってくれました！
ま、そんなこと言ってるうちに終業式ですよ！
あ、五月女先輩たちが出てきました。
ｷｬｱｱｱｱｱ
ｳｵｵｵｵｵｵ
「ふわっ？！」
急に地震がおきたのでビックリしました。
窓がビリビリって！
すごい声ですね。
どこから出てるんでしょうか？
「黙れ。」
ｼｰﾝ………
すごいですね！
五月女先輩！鶴の一声ってやつですよね！
「相変わらず、すごい人気だね？生徒会も。」
「綺羅だって、人気でしょ？」
「それを言うなら稚佳だってね？」
「むー、綺羅の方が可愛いもん！」
「何言ってんの？稚佳の方が可愛いに決まってるでしょ！？」
む、譲らないからね！
綺羅は超絶可愛いんだからね！？
「お前らそんなことで争うなよ……。」
「そうだよ。どっちも同じくらい可愛いんだから。」
「「美人とイケメンに言われたくない！」」
綺羅は可愛いし。
千智は美人だし。
静流はイケメン。
つまり、静馬もイケメン。
終業式が始まってるにも関わらず小声で言い合っている僕たちをたくさんの人が眺めていたなんてしらない。
「何、あそこ……天国……」
「やばい、尊い……」
「寺田、オアシスができてるぞ！」
「やばっ！カメラカメラ！！」
寺田くんが鼻血を出しながら連写していたのも気づいていない。
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