Eyes of at the daybreak and the abyss

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俺はあいつらとはまた相見えると思えた。 直感だろうか?ただの勘違いだろうか? ただ、奴らの姿が頭から離れない。 そして気がつけば奴らの姿は見えなくなっていた。 「ガーディアン、そろそろいいでっ!」 やっと見えなくなったと思った瞬間額に強い衝撃がぶつかった。 「いっっっっっ……」 「うわぁあ!!」 どうやらゴーストにぶつかったらしい。 「ガーディアン、前を見て歩いてください」 額を抑え痛みを感じたように思えたが実際痛くない。 ゴーストは左右にふらふらしながらぶつかって落ちた高さをエイトの視線まで上げた。 「いや、すまん。あの黒い奴らのこと考えてた。」 ゴーストは深いため息をついて言った。 「まぁ、いいでしょう。私も初めて見ましたよ。【宿られた兵】……を。」 宿られた兵?なんだそれ? あの黒い奴らか?疑問しか頭に浮かばねぇ。 あ、さっきゴーストに説明してもらうって俺言ったからこの後聞けるかな? 「ガーディアン大丈夫ですか?走った勢いでやっぱりネジが…」 「おふざけもいいからまず説明しろよ。」 流石にこのタイミングでふざけると頭にくる。 「そんなに怒らないでください。少しは場の空気を軽くしてから話しましょう。」 ゴーストなりの気遣いらしい。悪いことしたかな。 「すまん、ちょっと今の流れではきつい冗談だった。ありがとよ。気配りしてくれて。」 「いえ、気配りなんてしませんよ?」 コイツ…マジ殴りたい。 「それで?黒い奴らはなんなんだ?」 早速説明してもらうかゴーストくん。 「黒い奴ら…彼らは【宿られた兵】。ハイヴの頂点に君臨する【邪神オリックス】の手下です。」 え?ハイヴ神さま居たん…
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