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「いえ、あれはオリックスの【宿りの力】による相手の心を揺さぶり力を与えると同時に自分のものにする能力です。」
出たー!チート級能力保持者!神様はやっぱ一味違うね!
しかし疑問だな。太陽系の土星にまで来て地球に来ないって…波動砲とか宿られた兵の力で十分と思われてんのか?それとも俺たちガーディアンを数で責められるのを恐れているからか?
難しいこと考えてたら頭痛くなってきた。
「よし、大体わかった。そろそろ足を進めようか。」
ゴーストは少し不安そうに告げた。
「ガーディアン。今後相見える時が来ても逃げてください。貴方が無事助かったのはもしかしたら魅入られたからかもしれません。」
エイトは驚きを隠せない。というより恐怖なのであろうか?
言われてみれば納得するところはたくさんあった。
宿られた兵で今仕留めれば息子の仇である俺たちの光を一つでも貪れたはず。
奴らの手下は瞬間移動みたいなをしてリーダー的な宿られた兵を守っていた。
追えば追いつける距離でもあるし黒い球になってくれば増援も呼べたはず。
ただ見ているだけなんて敵意を抱いてる相手には普通やらない。
なにかが…何かがおかしい。
「まぁ、そんなことないだろ。俺たちはただ幸運だっただけだ。」
「ガーディアン…」
お互い不安を隠せないがエイトはなんとかしてその会話をやめさせた。
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