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「いいたくない、でも女性だけの病気、それで勘弁してください」
「そうか、ごめんな。帰るよ」
「僕も、でも、清水さん、困ってるなら相談に乗るから」
「ありがとう、明後日からよろしくお願いします」
何とか二人を押し出した、背中が痛い。
布団を出して横になった。
んー、やっと一人だ。
「じう」
「あー、ゴメン、水、もう暑くて濁ってるじゃんごめんね」
すぐに入れ物を外した、夏は水が腐る、保冷剤を入れたりしているがちょっと、いや三時間もたってるんだもんな。
「ごめんね、ハイ、新しいの、水筒は洗うからね」
小さな口を開け、水を飲む。
「ウリだけだよ、癒しは」
次の日、昼ちかくまで寝ていた。
ピンポンの嵐。
いたずら?
覗くと、野田いとこ。
「なんでしょう」
ピンポーン。
くそっ、聞こえてるのに。
ガチャ、ガン!
チェーン越し。
「引っ張ってんじゃねーよ」
「中入れてー」
「はあ?馬鹿じゃない」
がんとドアを閉めた。
またピンポン鳴らす。
ドン!
壁をたたかれた。
「近所迷惑!」
「叩かれてやんの」
笑ってるし。
「なに」
「だからーなかいれて?」
「帰れ、寝たいんじゃ」
仕事は?
だからやすみじゃ!
おひるだよー?
扉を開け、下へ降りて行く。
「おー、ノーブラ、いいねー」
タンクトップ、胸を隠したって、パット入ってるし。ふん。ポストを開け、中身をもってまた部屋へ。
「やっぱり、来て正解でした」
ハーこの声は副店長
「何してるんですか?」
「君こそ何をしてるんだ」
おい、おいお前が言うなよ。
「俺は、薬を持ってきただけで」
「そうかありがとう、俺が渡しておく」
「いいですよ」
ハ~もう!
「うるさい!近所迷惑、帰れ!」
帰ります、これ使ってください。
痛み止めとシップ。店でいいのに?
俺今日休み、それじゃあ、帰りますよ、野田さん。
エーという野田さんを引っ張っていってくれた、感謝はするが。はあ、もう、なんなのよー!
やることやって寝た、もう何も考えたくないから寝た!
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