第1章 オタクをやめてやる!

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なんとも言えない。言えるわけがない!だが、ここで答えないのは失礼だ。 幸いここは放課後の中庭だ人はいない。はず… こうなったら言うしかない! 「君の顔や仕草や私服やメイクやスタイルがももりんそっくりだから!」 「ももりん?だれ?」 「ももりん知らないの?!ももりんは今流行りのアニメ〔最萌と百人の男戦記〕の主人公で今期最かわとされているんだよ?!それを知らないの?!」 「え…何となくわかってはいたけど、二羽君ってオタク?」 「え。いやぁ。その…」 「ごめんね。自分で言うのも変だけど、私オタクって、心の底から気持ち悪いと思うし無理なの。それにあなた制服も着方ダサいし喋り方も髪型もダサいし無理だったんだ。極めつけはオタクってもう無理、二度と近寄らないでくれない?ごめんね」 そう言って彼女は去っていった 終わった。フラれた挙句、俺自信を全否定された。 「愛菜ぁー大丈夫だった?キモかったよね今のぉ」 「ほんっとそれなぁ」 「え?」 我ながらかなり間抜けな顔をしていたと思う。突然角から出てきた愛菜(俺がさっき告った子)の友達が愛菜を励ましているのだ。 『もしかして全て聞かれていた?』すごく嫌な考えが脳裏をよぎった。 「まじ、アニメキャラとか知らねぇよな笑」     
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