第一章 闇夜の烏(カラス)は黒いのか? 

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 この部屋から、外部に連絡できるのは、眠っている倉田だけで、俺達は倉田の 書き出す文字を読んで情報を得ている。  人は、何故死に至ったのか知らないと、次のステップに行けないらしい。 そこで、死保が留まってしまった、理由や原因を調査していた。  死保の仕組みは全く分からないのだが、俺達は仕事があると外に出る事ができ、 自分の死因もしくは、何故、留まってしまったのか理解すると、次のステップの 成仏に移行する。  しかし、死保のメンバーは、自分の死因を自分で調べようとすると警告が出て、 警告を無視すると消滅してしまう。  他に、仕事を達成できなくても消滅するし、仕事をしなくても消滅してしまうらしい。
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