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がめ煮って九州の方でしか言わないのかも。
いっつもお婆ちゃんが言ってたから、何とも思わなかったけど。
「う、うん、筑前煮だよね。がめ煮は筑前煮の別名みたいな感じかな?」
お婆ちゃんのいる所が、筑後地方という場所だから、筑前は隣近所みたいなものだろうから、方言の料理名で通じるのかも。
地名を入れなくても自分達の地域の料理と分かっているから、細かいことは気にしなかったんだろうなぁ…。
僕も料理に詳しくはないけど、美味しく楽しく食べられるなら、たとえパンと牛乳だけでもいいと思える。
騒がしいのはよくないけど、賑やかなのはいいんじゃないかなって思うんだ。
とにかく、弁当は美味しかったから、帰ったら料理を作ってくれるシェフさんにお礼を言わないと。
午後の授業も恙無く終わる…とはいかなかった。
午後の最後の六時限目の授業が、執事実習参加者と一般の生徒で授業内容が違っていて、僕と他のクラスや学年の参加者は、特別教室に行くことになった。
特別教室は広いので、執事実習には使いやすいのかもしれない。
普通の生徒だと、特別授業でもない限り使わないし。
特別教室のドアを開けると、既に執事科の参加者は勢揃いしていた。
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