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全体のあらすじ
時は西暦2025年。
最先端の科学技術とちょっぴりの不思議が交差する近未来。
“黒の怪人“と呼称される謎の敵が突如出現した日本では、人々を困らせる奴等に対抗するべくとある特殊部隊が活躍していました。
その特殊部隊は通称“赤ちゃん部隊“と呼ばれ、その名の通り生後1歳以下の赤ちゃんだけで編成されています。
赤ちゃん部隊はみんな“政府保育園“へ通っており、普段はごく普通の保育園児さんですが、ひとたび黒の怪人が町で暴れだすと出動要請がかかり、引率の先生である“保育自衛官“とともに現場に急行することを常にしています。
そんな日々の中、新人保育自衛官のうたこ先生が政府保育園TK1207ピーカーブーのりんご組に配属され、みんなの仲間に加わりました。
ピーカーブーの保育自衛官は他にも3人いますが、実はみんな複雑な事情と心の傷を抱えている大人ばかり。
そんな先生たちと何度も一緒に出動したり、蜂の巣退治をしたり、お遊戯会やお泊まり保育、夕涼み会といった行事をしたりするうちに、ピーカーブーのみんなの絆はどんどん深まり、先生たちの心の傷もみんなの真心で癒されてゆきました。
そしてある日、ピーカーブーの面々は黒の怪人の正体を突き詰めます。
黒の怪人は人々の心の闇が生んだ集合意識で、「どこかだれかの心で生まれた悲しい気持ち」が形となったものでした。
そうして何人もの怪人の心を救ううちに、長い人生で一番短い1年間が過ぎ、任期を終えたりんご組の赤ちゃんたちはアフターケアクラスへ進級することに。
進級を喜びつつ別れを惜しむ先生たちの胸には、赤ちゃん部隊からもらった勇気と優しさが輝いていました。
そして先生たちの人生に光を与えた赤ちゃん部隊は、ごく普通の赤ちゃんへ戻ってゆくのでした。
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