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「さわってもいい?」
慣れていないから不安なのだろう、
優は私に恐る恐る問いかけてきた。
「いいよ・・・好きなところに触れて」
そう言うと、優は嬉しそうに微笑んで、私の頬に指を滑らせた。
するりと顔の輪郭をなぞるゴツゴツとした長い指。
肌に触れるその堅くてあつい指先に私は耐えられなくなり、
吐息をもらした。
その吐息を食べるように優は私にふかく口づける。
私の首筋を指でなぞりながら、舌で私の歯列をなぞる。
「ふぁ・・・やぁ・・・」
私は弱い部分を刺激されたために、
身もだえしてなんとか抜け出そうとしたが、
優の腕が腰に回り、強くだきしめてきたため、それも叶わない。
「服・・・ぬがせてもいい?」
優は私にそう問いかけたが、手は既にブラウスのボタンを外し始めていた。
「ふふ、もうぬがしているじゃない。いいよ、優が好きなようにして」
私はその様子が可愛くて笑ってしまった。
「初めてだから、余裕なくて、はやく舞花の肌に触れたいんだ」
ペロリと唇をなめて優は私のブラウスをプレゼントの包装紙をとくように開き、
露わになった肌に指を滑らせた。
「あ・・・やあ」
久々に触れる人の温もりに私の身体は反応し、声が漏れ出る。
「舞花・・・可愛い・・・もっと鳴いて」
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