しみわたる

6/7

293人が本棚に入れています
本棚に追加
/118ページ
「桜色で綺麗だね。まるで花が咲いているみたい」 そう言うと、愛おしい物を愛でるように私の胸の一番敏感な部分に 指を這わせた。 「あ・・・」 私の胸に誰かが触ることが久しぶりで、私は我慢できずに声をもらす。 その様子をみて優は満足げに微笑むと、私の乳房をしたからなぞるようになめ、 強く吸い上げた。 口を離すとそこには赤い花びらのような模様が。 「やだ・・・印つけたら・・・」 「大丈夫だよ。見えないところだけだから。俺のだって印つけたいんだ。だめ?」 上目遣いにおねだりをする優。 可愛くて拒否できない。 それに、2年ぶりにふれられた肌はほしがりになっていて、 もっともっとと叫んでいる。 「いいよ、優の気の済むようにして」 「ありがとう。これで俺のものって実感がわくよ」 そう言うと、所有の印を刻むように、胸に舌を這わせては吸い上げ、 沢山の印をつけた。 優はその印を指でなぞりながら、私の胸の頂点を舌で愛撫し始めた。 「あ・・・んん・・・」 暖かくて柔らかい舌が頂点に触れる度にこぼれる吐息 口だけでは足りないと言うように、反対側の胸の頂点も指で刺激しはじめた。
/118ページ

最初のコメントを投稿しよう!

293人が本棚に入れています
本棚に追加