二人の道

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お風呂からあがると、優がお茶を入れて待っていてくれた。 「わあ、喉が渇いていたから嬉しい!ありがとう、優」 「ん。そう言ってもらえたら嬉しいよ。舞花、今度は俺が髪を乾かしてあげる」 そう言うと、私の後ろにピタリとくっつき、髪を丁寧に乾かし始めた。私は喉が渇いていたからその状態でお茶をごくごくと飲み干す。暖かいお茶が喉をとおるたびに身体が温まっていくのを感じた。 「舞花の髪はさらさらしてて気持ちいい。それにいい匂い。大好きだよ」 優が私の髪をすきながら褒めてくれるので、私は少し照れてしまった。優にほめられると、いつだって幸せな気持ちになってしまうのだ。 「優にそう言ってもらえると凄く嬉しい。ねえ、今日は沢山ぎゅってしてほしいな」 私は優にもたれかかって甘えた。優もそれにこたえるようにドライヤーを置くと私をうしろから強く抱きしめてくれた。 するりと優の手が浴衣の隙間から私の胸をさぐり。頭頂部を指でもてあそびはじめる。あたたかい指先がクリクリと私の弱い部分を刺激するので私は耐えきれずに身もだえした。 「んん・・・優・・・」     
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