第1話 発現

3/14
143人が本棚に入れています
本棚に追加
/198ページ
顧問のナツはそう言って部室を離れ職員室に戻っていった。 マイ「じゃー練習はこの辺で引き揚げて部室の掃除しますか」 マイ以外「オッケー」 30分程度掃除タイム *** シノ「さて、船の時間があるから私は先に帰るねー」 シノ「今年これで最後だけど良いお年をー」 シノ以外「シノも じゃねー」 シーン2(学校を出てバスに乗る シノの説明トーク) 私の名前は 赤石シノ。 C半島にある県立外海高校(そとみこうこう)の1年生だ。 この高校にはここC半島から約3km沖にある おんべ島 から定期船を使って通っている。 定期船は最終が夕方6時なのでそれに間に合うようにいつも学校を出る。 定期船が出る港まではバスを使っている。乗車時間は20分くらいかな。 私の家はこれから乗る連絡船で向かう おんべ島。その島にある神日月神社(かいづきじんじゃ)。 そこが私の家。 実家が神社だから私は高校生をしながら神社の巫女もしている。 おんべ島には神社が2つあってもう一つは八月神社(はづきじんじゃ)。 私んちの神社の神さまは女の神さまで、八月神社の神さまは男の神さまだそうだ。 おんべ島では毎年1月3日~4日にかけて祭礼があるんだけど3日の夜に30分だけ島は停電する。     
/198ページ

最初のコメントを投稿しよう!