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男神ジンジ「さあ シノよ あの 邪 をそれで射るのだ」
シノ「えっ でも あんなに遠いところまで矢が届くはずが・・・」
シノは紫の柱をみてそう思った。
女神ツチ「おまえが今持っている弓と矢は神の弓矢」
女神ツチ「おまえが的として狙えるものには必ず届く」
女神ツチ「さあ 邪を射るのです」
シノは半信半疑のまま 紫の柱 を狙って弓を絞った。
こんな状況であったが日頃の部活動の成果か、シノは静止姿勢をとり、一息入れて的に対して矢を放った。
すると・・
放たれた神の矢はシノの手元を離れた瞬間に消えた・・
そして 目標とした紫の柱のほぼ手前であろうか、シノが放ったであろう矢が出現した。
次の瞬間、寺の鐘の音のような「ボーン」という音がして白く輝く矢が柱に命中し、
そして光の矢は粉々に飛び散った。
全てがシノが矢を放ってから一瞬で起きたことである。
男神ジンジ「矢に力がない まだ集中が足りぬようだ」
女神ツチ「でも命中させたのです。 シノよ 初めてにしては良くやりました」
シノが呆然としていると紫の柱が突然、海側より上に伸びて・・
いや上空に回収しているような動きを見せてやがて消えた。
女神ツチ「邪 は一旦この 地 から引いたようです しるし の存在を知ったからでしょう」
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