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第2話 護衛
シーン1(祭りの終わり 島のまつりの景色)
1月4日。
神々との出会いを経験したシノが翌日の朝を迎えた。
昨日は遅くまで参拝の対応をしていたのでまだ眠い。
時計を見ると朝8時を回っていた。今日は祭りの2日目。
「オワタリ」で当社(神日月神社)に来ているご神体を八月神社に戻す神事がある。
この神事も男子のみなのでシノは参加することは出来ず、社内で巫女として多忙な1日を送る事になる。
午前中は参拝者の対応に追われた。
前日もそうであったが島の民でこの祭事に参加する者は墨で描かれた髪奴のもの、弁慶姿のもの、
唐人と呼ばれる中華風のいで立ちのもの
その他、多くの裃姿のものなど、昔の大名行列を模したイベントが繰り広げられる。
更に正午からは「オワタリ」の戻し神事に続き浜で厄年を迎えた男衆が「厄落とし」の入水が行われる。
少し手が空いたシノもこの行事を遠めに見ていた。
シノ「今年の祭礼もこれで終わりね」
厄落としの入水も終わり、濡れて凍える人々が近くで風呂が用意してある旅館などの建物に飛び込んでいく
姿を見ながらシノは思った。
シノの神社で今年一番大きい行事はこれで終了である。
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