第2話 護衛

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シーン2(神さまとの話 力の範囲の説明) 灯も落ちて夕食を済ませたシノは自分の部屋で考え事をしていた。 昨日の神さまとの出会いや邪の出現は本当の事だったのだろうかと・・・ 女神ツチ「すべて本当の事じゃ」 いきなり頭の中で神さまの声が響いた。 「神さま いらっしゃていたのですか」 シノは少し慣れた調子で心の中で思った。 女神ツチ「シノよ そなたに我らの事を良く知ってもらうためにまいった」 「はい」 シノは心でうなづいた。 女神ツチ「我らはお前たちの世界とは異なる世界より しるし を頼りにこちらにまいる」 女神ツチ「普段は社などを しるし としておる。しかし今はシノ お前が しるし になっておる」 「どうして私が しるし になれるのですか?」シノは心で質問した。 女神ツチ「この星の意思であろう。よって社と違い我らはシノの所在するところに しるし を得られる」 「では おんべ島ではなくても私に降臨して頂けるということですか?」 女神ツチ「出来るが 地の理 により島を離れるとお前に力を与えることは出来ない」 女神ツチ「だから我がお前に力を与えてやれるのは おんべ島とその周りだけということになる」     
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