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「それはつまり、おんべ島を離れるとこの前みたいな弓は使えないということですか?」
シノは質問を思った。
女神ツチ「左様。我の力が使えるのはおんべ島だけじゃ。島からあまり離れると力は使えぬ」
「じゃー もし 私が おんべ島 から離れている時に 邪 が現れてたら何もできないということですか?」
女神ツチ「そう言う事になる。地の縛りは我らの理。他の地は他の神の領域となる」
女神ツチ「しかしお前が おんべ島 にいる限り、シノが放つ矢はこの星のいずこでも届かせることができる」
「この星って まさか地球の反対側とか・・・」 シノはまさかと思った。
女神ツチ「この星の地であれば、いずこでも届くぞ」
シノは今の内容がちょっと想像つかなかった。
女神ツチ「シノよ 神の矢は放った時に別の世界に入り、的の手前でこちらの世界に戻る。」
女神ツチ「よって距離は関係ないのだ」
「でもあまり遠くは的が見えません」シノはごく当たり前にそう考えた。
女神ツチ「我らとの縁が続けば、いずれ遠きを覗む目を得ることも出来よう」
女神ツチ「いずれそういった力が必要となることもあろう。はげむのだ」
「励むといっても弓の練習くらいしか・・・」シノはそう思った。
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