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第3話 刺客
シーン1(帰りの船で ソウマの正体と邪との遭遇 )
(シノの説明トーク)
「おんべ島にむかう定期船は途中、多幸島を経由する便があるんだけど」
「今回私たちが乗った船もこの経由便だ」
船は経由港の多幸島に向かっていた。
シノとソウマは船上の人になっていた。
ソウマ「シノ。ちょっと話したいからデッキに出ようか」
2人は話を聞かれたくなかったので少し寒いがデッキに出た。
シノ「ソウマの荷物ってずいぶん大きいけど何が入ってるの?」
ソウマはかなり大きいバックパックを担いでデッキにでた。学校に通うのに使うものとは思えない大きさだ。
ソウマ「これは海の上で万が一の時の装備さ。さっきも言ったように俺の仕事はお前を守ることだからな」
シノ「そう。ところでこんなこと聞いてもいいのかな」
シノ「ソウマはJINCから依頼を受けたと言っていたけど、じゃーJINCの人じゃーないんだよね」
ソウマ「ああ。おれは伊賀の忍者だ」
シノ「忍者? それ本当の話」
ソウマ「本当だよ。忍者集団は400年以上前から今まで途切れることなく続いていて」
ソウマ「俺もそんな集団の中で生まれ訓練を積んできた一人だ」
ソウマ「時代とともに忍者の仕事は変わってきているが」
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