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「Kingが決めたんだろ?だったらもうそれで良いじゃねぇかよ。
俺等でどうこう出来る問題じゃないし、第一俺は関係ねぇし…」
『だから、何でそうなるの?って言うかウルフ、また立ち聞きしてるわけ?』
「お前等、いい加減にしろよ…もうすぐ店開けるぞ?」
あたしがウルフを怒ると同時に、別の人の声がカウンターの方から聞こえて来る。
この店のマスターの「夜叉」の声だ。
「兄貴…あいつ等に言ってやって下さいよ。
バックヤードで喧嘩された日には、俺はどうしたらいいんですか?
ゆっくり開店準備も出来ないっすよ」
「全く、困った奴等だな…「Bishop」もうすぐ開店だ。今日は「刹那」で来いよ」
『だってさ、蒼焔。お前の出番だ。俺は『Masterからの指示』がなきゃ出れない』
『今日は蒼焔を所望か…我は万が一の為に備えておこう』
『ちょっと待ちなさいよ!って夜叉、何であたしなのさ…』
「別に意味は無い。ただお前の方が女受けが良いんだよ」
『女受けって…あたしも一応「女」なんだけど…』
「よく言うよ、普段「女としてみるな!」って言ってるくせに…」
『ウルフはあたしの小姑なの?いちいちうるさいよ!』
「いい加減にしろ!この店のマスターは俺だ。Bishopもウルフも、さっさと準備しろよ!」
呆れながら夜叉が言うと、あたしとウルフは仕方なく指示に従った。
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