焦る『銀の魚』達

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「Queenが?お前、まさか情報漏らしたのか!」 「そんな事しませんよ…もしかすると1週間前からQueenに『黒服を増やす』と言われましたのでその黒服が風雅の配下かと」 「まあいい。それにしても澪って奴は何だ?随分と偉そうな口を利いてるが」 「風雅の所の人間のようです。もしかすると風雅が水面下で動かしているという隠密じゃないかと」 「何かそんな奴がいるって噂で聞いたな…で、真凜はしばらく来ないか。 そうなると、そろそろ仕上げに入っても良い頃だな…マスク?暁、何の事だ?」 「そう言えば、澪という奴以外は全員マスクをしてました」 「澪以外全員マスクをしていた?なんでそんな事を…ん?何の音だ?」 そんな話をしていると、突然変な音が聞こえた。話声と一緒に何か異常な音がする。 凪斗もそれに気が付いたのだろう… 異音がした後で、急に聞こえた声に暁は驚いた。 『ここに入ってきた時から、奴は全ての話を誰かに聞かせていたと言う事になる。そうだよな、暁…そして聞いているのは多分凪斗であろう?』 「そう言う事か…俺を相手に随分と舐めた真似をしてくれたな。暁、凪斗、お前等…首を洗って待ってろ!」 その声と同時に鼓膜が破れるような音が聞こえた。暁は耳を押さえる。 それは凪斗も一緒だった。     
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