車を駆る「紅焔」

4/5
6人が本棚に入れています
本棚に追加
/77ページ
そのままこちらもBluetoothで通信をする。 『Master、今回の件は厄介だ…八虎自ら「Scylla」に赴いたらしい。狙いは真凜で確定だ』 「やはりな…死翠が言っていたタイムリミットまであと3日あるが、どうするつもりだ?」 『Masterはどう考える?この状況を…』 「あと3日、この状況が続くのならばその時はこの間の協議通りに決行する。 今日はとりあえず現場に行ってオーナーから状況を聞いてくれ。 まあ、決行した後はオーナーは解雇だ」 『だろうな…必要なら次のオーナーは夜叉か蒼焔に決めさせればいいだろう。 今日は調査だけで良いのだな?』 「ああ、Bishopとウルフで頼む。夜叉は今どうしてる?」 『夜叉なら小型カメラでこちらの様子をモニタリング中だ。 この間Rookに頼んで作ってもらって正解だった』 「あれは蒼焔が頼んだんじゃないのか?」 『あれは夜叉と我が頼んだ。夜叉には我とウルフのバックアップを頼んでいるからな』 「ある意味俺よりも過保護じゃないか、紅焔」 『我は我自身の身を守っているだけに過ぎぬ。そろそろ現地に到着する。 後は何時もの通りにする、良いな?』 「ああ、そっちは任せた。他に分かった事があればそれも報告してくれ」
/77ページ

最初のコメントを投稿しよう!