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そんな事を考えていたら急に、胸が張り裂けそうな程の愛おしさがぐわんと押し寄せてきて。
心臓がぎゅっと握られたような痛みを感じた。
気付けば私は、キスを中断して宏実さんを抱き締めていた。
「莉那・・・?」
大袈裟だけど、宏実さんが用意してくれたものなら、家宝にでもしたいくらいに嬉しい。
でもどんなプレゼントよりも、宏実さんがこうして私のそばに居てくれることが、何よりも大事な贈り物で、何よりも大切な事だから。
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