聖夜の贈り物~3~

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 ・・・もう終わりか。  少し残念に思いながらも、乱れる息を整えようと深く深呼吸をする。  すると静かな部屋に、宏実さんの喉がこくと嚥下する音が聞こえた。    重力に従って下にいる宏実さんの方に流れた、私と宏実さん、2人分の唾液が飲み下される音。      濡れたままの唇を舌でぺろりと舐め取るのを、ドキドキしながら見つめていたら。 「ご馳走さま。」 「・・・っ」  まるで私とのキスが美味なるもののように言われ、二の句がつげなくなる。  
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