二食目 二つの肉じゃが

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「う~ん、よし!」  この重い空気の中、何か決意したかのような声を出したのは津田だった。彼は環奈にこう言う。 「明日、またこの食堂に来てくれるか?」 「えっ? ……だ、大丈夫だけど」 「ありがとう。内海さんも明日はバイトじゃないが来てくれないか? 彼女も内海さんがいてくれるほうが良いだろう」 「わ、わかりました」  伝えることを伝えると津田は奥へと言ってしまった。  顔を見合わせる陽菜子と環奈。明日、いったい何があるんだろう。陽菜子は視線を栄真に向けてみる。すると彼も首をかしげて返した。  津田はいったい何を企んでいるのか。この場にいるもの全員、分かる者はいなかった。
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