今日は十五夜。

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「女の子独りじゃ危ないだろ……俺も一緒に見るよ」 「……へっ?」 アンズは流月の隣に座った。 「(い…今、アンズっちが流月の事を“女の子”って言ったメポ!?!?)」 アンズが流月を“一人の女の子”として見るなんて……。 「(絶対におかしいメポ!! きっと何か企んでるに違いないメポ!!)」 「……綺麗だな」 「……えっ?(ドキッ)」 「お月様……」 「…メ…メポ(あぁ、そっちメポね……)」 流月は一瞬、「自分の事か?」と勘違いしそうになったが……。 「アンズっちが流月にそんな事言うわけ無いメポ!!」と、直ぐ我に返った。 ……すると、そこへ―――。 「おーい、メポ子ちゃん、アンズお兄ちゃん~!!」 向こうから、芽依が何かを持ってパタパタと走ってきた。
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