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「女の子独りじゃ危ないだろ……俺も一緒に見るよ」
「……へっ?」
アンズは流月の隣に座った。
「(い…今、アンズっちが流月の事を“女の子”って言ったメポ!?!?)」
アンズが流月を“一人の女の子”として見るなんて……。
「(絶対におかしいメポ!! きっと何か企んでるに違いないメポ!!)」
「……綺麗だな」
「……えっ?(ドキッ)」
「お月様……」
「…メ…メポ(あぁ、そっちメポね……)」
流月は一瞬、「自分の事か?」と勘違いしそうになったが……。
「アンズっちが流月にそんな事言うわけ無いメポ!!」と、直ぐ我に返った。
……すると、そこへ―――。
「おーい、メポ子ちゃん、アンズお兄ちゃん~!!」
向こうから、芽依が何かを持ってパタパタと走ってきた。
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