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ぬるりと抜けて、指で中を掻き出されて、ドロドロの白濁が沢山溢れ出るのを見たチェスターは真っ赤になっていた。自分でやると言ったリカルドに「俺がやらないと!」といっちょ前に言ったのに。
「俺、こんな……」
「たっぷりですね」
「うぅ、だって我慢して……」
「無駄な我慢を」
「だって!」
真っ赤になって反論するチェスターの顎を掴まえて、もう一度キス。そしてとても近い距離で、リカルドはニッと笑った。
「帰ってきたら、また致しましょうか。それまで、浮気は駄目ですよ」
「……うん」
真っ赤な顔を更に染め上げて、呆然と頷いたチェスターのことを、今ならはっきりと一つの言葉で言い表せる。
「愛していますよ、チェスター」
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