♯2 拘束
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「期待していいのかな」 「勿論。絶望をご用意して差し上げます」 黒衣の死神は意味ありげに言いながら、にこやかに笑う。その笑顔だけなら、死神どころか天使にも見えるが、ミズキを抱きとめながらも腹に硬く冷たい銃口を押し付けているのを感じ、ミズキは諦観の表情で溜息をついた。
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