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「ねえ、佐々木先生最近見ないわよね。」
「うん、何でかしら。」
ひそひそと看護師達が話している。
「辞めちゃったんじゃない?」
「違うわよ、これ噂なんだけど。佐々木先生ね。
四十二神の零を呼んじゃったらしいわよ。それで、死んじゃったって。」
「こわーい」
古びた家。
1つの部屋。
飴玉が沢山入った瓶が、テーブルにある。
零はそれを1つ口に入れた。
「零、また飴玉か。」
男が本を読みながら、零に聞く。
「いいじゃん。」
「食べるのもほどほどにな。」
「わかってるよ」
そう言い、零はベッドに横になった。
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