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「佐々木先生、こんにちは!」
「お、みはるちゃん。今日の調子はどうかな?」
「うん、先生に悪い病気治してもらったからもう大丈夫!」
「よし、明日は退院だからね。
一応、また診察しにいくから。」
俺は、彼女の頭を撫でた。
「うん、待ってるよ!」
彼女は遠ざかる俺に手を降る。
廊下で、大柄の男性とすれ違う。
バァン!
「ひっ」
いきなり、壁に手をつかれた。
見覚えのある方だ。
「先生よぉ、・・息子はアンタの腕でも本当に助けられなかったのかい・・?」
俺が、手術を失敗した子供の父親だ。
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