0.遺書

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 お父さん、お母さん、ごめんなさい。 せっかく頂いた命を、今日、こうやって捨ててしまうことを、最初に謝っておきます。 私は、二人の子どもとして生まれることができて、本当にしあわせでした。 死にたいのではありません。 ただ、世界から消えて無くなりたいのです。 今日まで育ててくれて、本当にありがとう。 さよなら。            八月 三十一日               たちばな えりか
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