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壁に穴があいている。
女の子の頭、少し上の壁に銃弾の痕があった。
勿論、さっきまでは、無いものだ。
銃の発射音に驚き、目さえつぶっていなければ
彼女の後ろで起こっている、面白い光景が見れたかもしれない。
兵士の放たれた精液が、彼女の痛々しい入り口から[弧]を描き、充血した兵士の股間まで
繋がっていた。
それを放った主(兵士)は、顔がヘしゃげ、前歯が全部折れ、主ごと宙を舞っている。
そして、その九十キロ越えの兵士を蹴り飛ばした、美少女も共に宙を舞っていた。
少女がどれだけの加速をつけたら、この巨体を吹っ飛ばすことが出来るのだろう?
[常人]には、まず無理であろう。しかもまだ幼い少女だ。
だから・・・・・・尋常じゃない加速を、この少女は顔色も変えずしたのだろう。
そして更に回転も加え・・・・・・
例えば、メジャーリガーのホームランバッター並みのフルスイングが、
これに該当したかもしれない。
華麗に着地した少女と違い、あの兵士はゴロゴロと転がり、たまにバウンドしながら
廃墟の中に突っ込んでいく。
[ガラガラガシャ―ン!]と、奥で音がし、その衝撃で大量の埃が外に排出される。
その後は「しーん」として彼の息使いは聞こえない。
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