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「!?んああーっ????」
彼は動揺し、困惑した。
「なっ何いずってるっ!何いずっでるぅおまえぇぇ!」
向けている銃が、怒りと動揺で激しくぶれる。
「なまいっでるど!おまえも犯して、殺づどおおおっ!」
そうは言ってはいるが、股間のモノは、縮こまって静かなものだ。
だが、いつ引き金を引いてもおかしくない状況には変わりない。
少女の後ろで、女の子が頭を押さえて、悲鳴を上げている。
「いやああああああっ」
「いやああああああああっ」
「困った・・・・・・これじゃ質問に答えてくれそうに無いな」
少女は女の子を見てそう言った。そして・・・・・・
おもむろに下に落ちている小石を拾った。
そして男を見て口がニコッと笑う形を作る。
兵士は自分の威圧に怯まない少女に、怒り心頭だ。
「よおおおじぃっ、いい度胸ら!おまえも俺のをブヂ込んでぇ後悔ざぜてやるぅ」
少女は拾った小石をサイドに投げた。
「カン」と音がする。
兵士は一瞬「ちらっ」と、その音の方向を見るが、直ぐに少女を見る。・・・・・・が居ない。
「!!」
「きえ・・・・・・た!?」
不意に右手に握ってたはずのガバメントが無いことに気づく。
「!?はひっ!!」
パニックになって辺りを見回す。
ふいに後方、女の子の居た場所から異音が聞こえた。
ゆっくり振り返る兵士。
「ガチャガチャガチャ」とガバメントを簡単に分解して、地面に散乱させている少女が居た。
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