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山ほど聞きたいことがあった。
どうして、あんなことが出来るのか?
どうして、怖くないのか?どうして、こんな所をうろついているのか?
どうして、顔を見せないのか?
どうして、パパやママは貴方を一人に・・・・・・
どうして・・・・・・歳は?私と同じぐらい?
どうして・・・・・・名前を教えてくれないの?
「私の名前は、クララ」
「貴方の名前は?」
とうとう我慢できなかったらしい。
「・・・・・・・・・・・・」
少女は無言を貫いた。
そして女の子、クララの横を通り過ぎる間際、囁く。
「それが叶わないなら自分で探す」
それが本気らしかったので、あわててクララは、少女を追い越して
通せんぼする。
「わかったわよぉ」
「命の恩人を邪険にしたら、死んだママに申しわけがないわ」
手を「やれやれ」のポーズをした。
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