ユーゲント アールヴ「放浪任務編1」

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しかし、今、問題なのは、後ろの荷台の二人、男の兵士と若い女だった。 ほぼ全裸の女を、その兵士がズボンを下げたまま後ろから突きまくっている、 兵士の息は荒い。 彼の銃、M1ガーラッドは座席の横に立てかけてあった。 その女はどうやら隣り街か、街道のどこかで拾ったのだろう。 女は走行する車両から落とされんとして、手すりにしがみつき、 快楽と恐怖の入り混じった喘ぎ声を上げている。 「だめぇだめえぇっ、そんなにしたらぁ」 「あっあっひいっあっあひっ目的地にぃ~」 「あっあっ着くまでにぃ~壊れひゃうよぉ~」 兵士はそんなこともお構いなしで、女の尻を突きまくる。パンパンパンパンパンパン 「フッフランス女最高おおおおおおっ~」 そのやり取りに反応した運転手が、水をさした。 「おいっアンダーソン!俺も金払ってんだからよ、壊しやがったら、ただおかねーぞ!」 すかさず助手席の少女に声をかける。 「フランス女はいい声で鳴くね~ぇ」 と、その男の手が少女の白い太ももに手をかけた。 「おまえもあんな声を出すのかなぁ?」 その手は少女のスカートの中に滑り込んだ。 その行為にアンダーソンが茶々を入れた。 「どうりで――」 「ダニエルが隣街で優しくその子に声をかけてると思ったら、そういう趣味だったのか」     
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