ユーゲント アールヴ「放浪任務編1」

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後ろのアンダーソンの一物が縮み上がり、女の股間から、糸を引いて抜けた。 「あんっ」 「ふあっ!?」 女は[これからなのにぃ]と思い振り返る。 「ひいっ!!」 女も周りの状況を呑み込んだようだ。 それでもアンダーソンは置いてあるM1ガーランド銃にゆっくり手を伸ばした。 「この車速で、その行動はお勧めしないが」 少女はごもっともの事を冷静に言う。 ただでさえ戦闘で、地面には大穴が開き、残骸が転がってる殺伐とした道に 急ハンドルを切ったり、急制動をかけたらどうなるか、アンダーソンの横で へたり込んで放尿している女にも分かっていることだ。 しかし、この少女にも同じことが言える。 彼女が引き金を引けば、運転手の頭に風穴が開く、それでも運転し続ける人間など この世には居ない。 それでも少女はそれを良しとしている様子だ。「異質」な人物を常人には理解できない。 そんな緊張感を解く魔法の言葉をダニエルは吐いた。 「じょ冗談だってぇ~」 「冗談、冗談だってよ~」 「真に受けるなよ~」 顔は動かさず、アンダーソンをチラ見する。 「アンダーソン止めておけ!」 「このお嬢ちゃんの方が一枚も二枚も上手だ」     
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