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後ろのアンダーソンの一物が縮み上がり、女の股間から、糸を引いて抜けた。
「あんっ」
「ふあっ!?」
女は[これからなのにぃ]と思い振り返る。
「ひいっ!!」
女も周りの状況を呑み込んだようだ。
それでもアンダーソンは置いてあるM1ガーランド銃にゆっくり手を伸ばした。
「この車速で、その行動はお勧めしないが」
少女はごもっともの事を冷静に言う。
ただでさえ戦闘で、地面には大穴が開き、残骸が転がってる殺伐とした道に
急ハンドルを切ったり、急制動をかけたらどうなるか、アンダーソンの横で
へたり込んで放尿している女にも分かっていることだ。
しかし、この少女にも同じことが言える。
彼女が引き金を引けば、運転手の頭に風穴が開く、それでも運転し続ける人間など
この世には居ない。
それでも少女はそれを良しとしている様子だ。「異質」な人物を常人には理解できない。
そんな緊張感を解く魔法の言葉をダニエルは吐いた。
「じょ冗談だってぇ~」
「冗談、冗談だってよ~」
「真に受けるなよ~」
顔は動かさず、アンダーソンをチラ見する。
「アンダーソン止めておけ!」
「このお嬢ちゃんの方が一枚も二枚も上手だ」
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