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黒漆の大きなベッドに寝転び、黒くて長い髪と、尖った赤い目、尖った顎で、黒い肌に、背中に鱗のようなものがあり、3メートル近くある、ベルゼブルは痩せ細った長い腕を上げ、二十センチはある爪の人差し指をネフィリムに差し、か細いが、太くしゃがれた声で言った。
「ネフィリムや」
ネフィリムと呼ばれた男は魔族にしては身長が180センチと小さく、髪は赤くロングのストレート、目は他の魔族よりも穏やかで、ぱっちりとした二重で、黒い目をしていた。
鼻は高く、透き通るような白い肌をしていた。そして、背中にはほぼ全ての魔族にある、鱗が無かった。
魔族にも色々な種族があるが、ネフィリムのような魔族は他にいなかった。
そして、とても美男であった。
魔族にも美男美女はいる(基本的にイビツでお世辞にも美とは言えない)が、ネフィリムは比べものにならないほどだった。
よって、ネフィリムは魔族の女に非常にモテた。
しかし、その話は今は関係無い。
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