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妻とは大学生のときに出会った。
といっても、妻は私とは違う大学に通っており、歳も1つ下だ。
総菜屋のアルバイトで、同じ職場で出会った。
別段美人ではなかったが、誰に対しても分け隔てなく明るく振舞う姿に、
僕は徐々に惹かれていった。
告白は僕からした。
そのさい、当時の妻は戸惑いながらも、何か大きな決心をしたかのように
僕の告白を受け入れてくれた。
初めての恋人であった。
初めての恋人と、僕は結婚した。
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「ごめん。今日も遅くなる。先に寝てて」
『』
「いや、今日は飲み会じゃないんだけど……。納期が近くてさ。現場炎上中だよ」
『』
「そう。だから、ごめん。落ち着くまではこんな感じだから。ほんと、ごめん」
『』
「うん……。じゃあ、いってきます」
妻は微笑んで見送ってくれた と思う。
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