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第2章 ブルーストーン
青石、通称ブルーストーンは、手にした者が望む時代にタイムスリップする事ができ、手にした者の潜在能力を目覚めさせ、霊力を持つ者は、その霊力をアップさせる。
その青石は現代から遠い昔、飛鳥時代から奈良時代初期、天智天皇から藤原姓を賜った藤原鎌足の次男、藤原不比等が政治の中枢を担い始めた頃、世の中に青石という青く光る石があり、この石を手にした者、不可思議な力を手にして、先の世や過ぎた世へ自由に行き来して、妖術まで使い、まさに神の如く力を持つ者となれる。
などという噂が流れて実際に、青石を見たという者や、青石を手にしたという者が現れ、世の中を混乱させ始めた。
青石などという不可思議な代物が存在しては、時の政治を担う権力者にとって、脅威であり、捨て置く事のできぬ事、ただの噂話という事にできぬ事である。
時の政治の中枢にいた藤原不比等は、すぐに不可思議な術やまやかしの術、霊能力者、占い師など、ありとあらゆる術を使う者たちを集め、青石を封じ込める事を決断して実行に移した。
だが…。
如く青石の封じ込めに失敗する。
藤原不比等は誰でもよいから青石を封じ込める事のできる者を探した。
そして…。
霊能力者の剱崎龍と八雲運という、霊能力者の中で、龍運の若き双璧として知られ、その実力を認めらた人物が、藤原不比等の耳に入り、すでに藤原不比等は、2人を召し出したのである。
藤原不比等は、勅命として霊能力の中で、龍運の若き双璧の剱崎龍と八雲運の両名に、青石の封じ込めを命じたのである。
勅命…天皇の命令が下ったのである。
剱崎龍と八雲運は勅命を受けて、青石を封じ込めるため行動、封じ込めるにはまず、青石が何処にあるか、探索する必要がある。
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