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幽体離脱なんてオカルトな話しではない。
そのままだ。
"頭"と"首から下"とで千切れてしまい、首から下を頭についてる目で認識すると言う方法で、そのまま身体が見えていたのだ。
時間が止まったかのように静かな空間は、長く保たず、数十秒もすると視界が歪んで暗くなる。
ここまでが夢で、今度こそ覚醒した俺はガバッと身体を起こした。
変にリアルさがあって気持ち悪いこの夢を見たときは、必ず起きてすぐに首に手を当てる。
確認してしまうのだ。
頭と身体が、首できちんと繋がっているかどうか。
当たり前に繋がっている頭と身体の、その当たり前に今日もホッとした。
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