25人が本棚に入れています
本棚に追加
二年前のあの日────……、
伯父に呼び出され、本邸へと向かったときのことだった。
ドサッ……。
馬車から降りた直後、伯父が上から降ってきたのだ。
それも勢いよく、地面に叩きつけられて。
わかったのは、何者かによって銃で額を撃ち抜かれたということ。
『…………ふふふ』
そのとき、凍り付くような笑い声が降り注ぐ。
上を見ると、伯父の書斎から不気味な笑みを浮かべるレティシアを目にした。
まさか、君が……!?
最初のコメントを投稿しよう!