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スズメバチのニドルが目覚めると、そこには・・・
「なんじゃこりゃぁー!!!!全部黄色じゃねーか?!」
上も
下も
右も
左も
斜めも
ぜーーーーんぶ、黄色。
「なんで?何処だよ?ここは何処だよ?!」
ぶ~~~~~~~~ん。
スズメバチのニドルは、この限りなく全部が『黄色』の世界を飛んでみた。
ぶ~~~~~~~~~ん。
ぼすっ。
「うぷっ?!」
ぽーんぽーんぽーん。
「なんじゃ?この『黄色』は?!」
『黄色』の壁にぶつかった拍子にバウンドして落ちたスズメバチのニドルは、ただ呆然としていた。
「なんだここは?!」
ふわっ・・・
「うわっ!!」
いきなり、スズメバチのニドルの足元が揺れた。
ぼいん!!ぼいん!!ぼいん!!ぼいん!!ぼいん!!ぼいん!!ぼいん!!ぼいん!!ぼいん!!ぼいん!!ぼいん!!
スズメバチのニドルは、『黄色い』壁を縦横無尽にバウンドして遂に目を回してしまった。
「きゅう・・・何だよいったい・・・」
スズメバチのニドルはムクッと起き上がると、
ふわっ。
「また足元が揺れた!!」
ぼいん!!ぼいん!!ぼいん!!ぼいん!!ぼいん!!ぼいん!!ぼいん!!ぼいん!!ぼいん!!ぼいん!!ぼいん!!ぼいん!!
「きゅう・・・マイッタよ・・・しかし、何であたいがコンナ目に遇わなきゃならんのよん!!?」
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