第1章 初Sex

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   「そっか。なら、大事な物も判ってるよな。」 「っ、あ・・・もしかしてっ。」 「そう、あった方が・・・いいだろう?」  バツが悪そうに言われて一気に気恥ずかしさが込み上げる。 「なっ、来る前に用意しておいて下さいよ。」 「だって、玲がOKくれるか判んなかったし・・・それに逢いに来るのと誘うことでいっぱいいっぱい、だったし・・・」 「っ・・・(恥ずかしっ。でも、嬉しい・・・〝断られる〟とか考えて不安になったりするんだモテ男が)。」  彼の理由を訊いて一気に機嫌もなにもかもが上向いた。自分のことを考えて悩んで想ってくれる。それが嬉しくてこそばゆい。 「乃さん・・・あなたに全部、任せます。」 「玲・・・・・・?」  腕を背中に回して抱き返して素直に伝えると強張りの力が緩んだ。 「好きに、抱いて下さい。」   
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