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「ほんなら、テーブルの下にでも隠しとこうか。クロスが長いけぇ目に入らんやろ」
「そうだね」
「事前に分かって良かったわ。他にフレムさんが苦手とするものがあったりします?」
「そうだなぁ…。ホラー類いは全般的にアウトで、蜘蛛なんかもダメだったはずだけど……。あれなら本人に聞いてみて。弱点ていう訳じゃないから教えてくれるはずだよ」
セイクの質問に知ってる限りの事を伝えたものの。曖昧な部分が含まれてるため、ウォームは申し訳なさそうに助言した。
「せやけど、弱点やないのは可笑しくあらへんか?」
「フレムが無害になる訳じゃない、って言う意味で捉えてよ。最悪あっと言う間の事だから、咄嗟に止める事も出来ないからね」
「最悪やな」
「では良くて、商品叩き落としレベルですの?」
「どうかな? 確かに、そう言う場面も昔見たことはあるけど……。顔を見合わせる度に嫌な顔されて、精神的に病んだ人もいるから。安易に見せない事をオススメするよ」
冗談にしては笑えない忠告に、言葉を失うセイクとストーム。
果たして、ハロウィン・イベントは成功するのか?!
ひとまず怖い雰囲気はないか周囲を確認した。
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