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「どう?」
「うん、可愛くなったと思う」
「じゃあ今度は、フレムが可愛くなる番だね」
ーーへ?
ウォーターの振りに俺が答えると、グレイがさも当たり前のように言ってきた事に驚いた。
「俺は、別に……」
「それ、着るんでしょ?」
「お化粧もするわよ」
ーーマジか。
心底嫌そうな気持ちにならないのは、英里の頃に多少なりとも経験があるからだろう。
それに仮装を頼んだ手前、嫌がるのもどうかと思った俺は、大着替えを済ませてから化粧台に大人しく鎮座するのであった。
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