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「……ぁあ、ま……それなりに礼はしてもらうぜ? それでいいならゆっくりしていきなよ」
「もちろん、です。私にできる事なら……何でも」
女は何の躊躇いも無く古谷の部屋に上がり込んだ。
古谷が、どれだけ下衆な企みを持っているかも知らずに。
「おいあんた、とりあえずその濡れた服脱げよ。そのまま入ったら部屋が濡れちまうだろ」
言葉通り、遠慮なく濡れたまま部屋に上がり込もうとする女に、古谷が言う。
「……ああ、そうですね。ごめんなさい」
すると女は、突然その場で濡れた服を脱ぎだし始めた。なんと女は下着の類を一切身に付けておらず、あっという間に女は裸体を古谷に晒した。
そこで古谷は我慢しきれず、獣のように女を押し倒し、唇を塞いだ。
「へへ、何だよあんた……随分と大胆じゃねぇか。最初からこういうつもりだったんだろ?」
力尽くで女を押し倒し、女の艶めかしい身体を蹂躙する古谷が言う。それに対し、女は肯定も否定もしなかった。
だが、ただ一言を古谷に言い放った。
「……あなたも相変わらずというか、何も変わらないね。古谷 瞬くん」
女の言葉に、古谷は胸を揉む手を止める。
「……何だてめぇ、何で俺の名前を……」
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