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孤独とは何か。
ぼくの中で答があやふやになる。大勢の中にいても孤独を感じるひともいれば、ひとりぼっちでも、全く孤独を感じるひともいるけど、一体何が違うのか。
インターネットであれこれ繋りを持とうとするが孤独が解消されないひともいれば、同じ場所に居合わせただけで孤独から解消されるひともいる。何を以て孤独と言うのかはわからない。
けれど、一つだけわかったのは、僕は既に孤独ではなくなっていたと言うことだ。
彼女はぼくに、音痴なら音痴でいい。期待されてないなら自由にやるべし、それからぼくにしかできないことをしろと助言をしてくれた。ネコに愚痴をこぼすなんてぼくも、話し相手が欲しかったのかもしれない。
孤独になるのが怖かったんだ。
「やってみるか！」
ぼくは、ベンチから腰を上げた。
了
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