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「林さん達、帰宅部なのにいつも放課後残ってるでしょ」
田中が低い声で呟く。
「は?」
「変だと思って今日こそ突きとめようとしてたんだけど、案の定ってとこね」
「何が?」
一人言を耳に入れつつ見下ろせば、綾と恵利によって固定された愛花がファンデーションを塗られているところだった。適当な量を適当にはたいた明が早くも腹を抱えている。
「ちょ、傑作!」
愛花の顔を両脇から覗きこんだ綾と恵利が爆笑した。
「はははははっ!最高!!」
「明、次リップやってよ!」
「りょーかーい」
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