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お母さんから話は聞いていたけど―…
足腰は弱くなって、身体もさらに小さく痩せていた。
そっと触れると、骨があたるのがわかった。
「ソラ……」
『ごめんね……おかえりなさいするのがおそくて……』
「ずっと忙しくて帰れなくてごめんね。でも、なるべくソラに会いにくるからね」
ぎゅっと抱きしめて、ソラに伝えた。
それからは会うたびに、
だんだんと、小さく弱くなっていくソラがいた。
「ほら、ソラが好きな食べ物いっぱい買ってきた!」
ソラは、
『ありがとう……』
って食べてくれたけど、私が知っている量よりも全然口に入れられていなかった。
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