そらとみるせかいはいつまでも

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ぽかぽかぽか。 春の日の午後、気持ちよく縁側で昼寝してたら、タンポポの綿毛みたいなのが飛んできて目を開けた。 まだ寝ぼけ眼な私の瞳を、まんまるおめめが覗き込んでる。 『あそぼうよ!』 元気な声で私もはっと目が覚めた。 私達が出会った時、私はまだ十歳で、彼女もまだ小さな小さな女の子だった。
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